先日、リビタさんから誘われて、手がけられた国分寺の家を見学に行ってきました。
この家は、リビタが仕掛けている中古一戸建てをリノベーションする、HOWS Renovationの1案件です。
内装も素敵なのですが、今回の住宅の面白いところは、元々の住宅は違法建築だったという点です。
築30年になるらしいのですが、確認検査済をとっておらず、しかも法的面積制限から30㎡もオーバーしていたというから驚きです。
その後、地域の建ぺい率・容積率が見直され、30年前と比べ、どちらも数値が上がったそうですがそれでも少しオーバー。
お客さんにこの家を売るとなると、通常は減築をして基準法に適合させて終了。
でも、リビタさんは違った。ここからがすごい。
建ぺい率&容積率の数値が上がったことも幸いしたのですが、減築することで建築面積をクリアしたけど延べ床面積は少しあまっていた。
だから11㎡くらいの増築をあ・え・て、行ったそうです。
そう、ここがポイントなのです!
通常であれば、減築し法的にクリアしたとしても、行政からは特にお済付がもらえるわけではありません。
でも10㎡超の増築であれば、行政は完了検査をし、済証をださないといけません。
つまりこの住宅は、「もう違法建築じゃないですよ。」と行政からちゃんとお済付を受け取ることができたのです。
これであれば、お客さんはちゃんとローンも借りれるし、適正な額で売ることだってできます。
なんて、安心な建物なんでしょう。
改めてこのHOWS Renovationの取り組みは、すばらしーなーと感激しました。
zashi
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